“僕が生み出したいのは、「本物」の価値。”
— Yuji Yoshida
辺境の小さなお店に、長年にわたり多くのお客様がお越しくださった事に、深く感謝しています。
2015年8月、「Marbleふらの」は石窯パンとスコーンのお店としてスタートしました。コロナ禍や冬季の休業期間もあり、断続的にではありますが8年もの間継続してきたことになります。お客様のご支援があったからこそ続けられたと思っております。
とりわけ、「も~も~スコーン」「めろん畑(メロンパン)」などの品を、多くのお客様にお気に入りいただけたことを、本当にありがたく嬉しく思っております。
めろん畑
Melon Garden
も〜も〜スコーン
Mow Mow Scone
当初はこの場所を、多くの皆様にとってもっとより良い場所になるよう改良をしていく予定でしたが、想定通りには行かなくなってきました。時代の急激な変化に追いつきながら、想像以上に大変な環境維持管理をしていくのはかなり困難な状態が続いております。また、”コロナ禍”という社会現象、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻などの影響による物資・エネルギーの値上げの社会的・経済的障害もありました。
こと、原材料・エネルギーの値上げについては当店も影響が大きく、どうしても商品価格に転嫁せざるを得ませんでした。2022年に先を見越して商品サイズ改定と新料金にさせていただきましたが、それでも昨今の状況では厳しくなってきております。私自身、当店のスコーンの価格を「高いよ〜、これは…」と感じますが、致し方ありませんでした。また、体力の衰えもかなり進み始め、過労や気質も重なり、努力だけではパフォーマンス低下を否めなくもなりました。
おそらくそうした気持ちというのは、お客様になんとなく伝わってしまうのかも知れません。
こんな状況の店舗運営では、「本物の価値・感動は産み出せない」。当然お客様にもご迷惑をおかけする。
今この時点で、このプロジェクトは「完了」とすべきと思うようになりました。
今後は、私の音楽家という原点に還り、音楽制作を主としたコンテンツ制作とライブパフォーマンス配信をやっていくことを予定しています。また年に1~2回、スコーンやパンの復活を含めて、皆様に楽しんでいただけるイベントも開催したいと目論んでいます。
先の希望が見出しにくい世の中になってしまいましたので、どれだけ努力してやってもちゃんとできるかどうかはわかりませんが、命ある限り自分の使命だと感じていることに邁進していきたいと思っています。
(”選択と集中”の大切さに気づかせてくれたという今回の決断の、明るい面にも注目していただけると幸いです。)
今まで応援・ご支援いただき、ほんとうにありがとうございました。
2023年9月24日
Marbleふらの
吉田悠二
Thank you!!
See you Next Time.